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カテゴリー「文字」の記事

文字の誕生

漢字の誕生日

おはようございますsun

ご覧になってくださり、ありがとうございます。

美術館や博物館で、

書の作品って、どこが面白いんだろう、、

と思ったことはございませんか?

わたしも、思いました。

でも、

ちょっと、歴史的な背景を知るだけで、

見るのが楽しくなるのが、書道の作品だと知りました。

この楽しさをより多くの方と共有できたらと思い、

書道の作品を見ることが楽しくなるヒントを掲載してゆきたいと思っております。

力不足な点も多々あるかと思いますが、どうぞ、よろしくお願いいたします。

そして、

皆様の心に

何か暖かいものが残ることを祈りつつ。。。

maple apple maple apple maple apple maple apple 

漢字の誕生は、中国の殷の時代です。

では、このころにすべての漢字が出そろったのでしょうか?

そんなことはありません。

漢字は、徐々に、必要に応じで作られてきました。

では、問題です。

「住」という字は、いつ生まれたのでしょうか?

「衣食住」と言われるように、
現在では、大事な生活の要素です。

ですから、古い漢字なのでは??

と思われると思いますが、

六朝(隋のちょっと前)付近から出てくる感じなのだそうです。

ということは、孔子様の「論語」にも出てこない漢字ということになります。

※この文字に関しては、前身の文字があるようです。

 人篇に豆旁の文字があることが、いくつかの字書に記載されています。

漢字は、殷のころは、

《神との対話》

つまり、占いのために使われていました。

神⇔王

のやり取りのために使われたわけです。

だから、人間そのものの生活にかかわる文字は、
まだ生まれていなかったんじゃないかと考えられます。

その後、秦のころになって、

《統治のため》

に文字がつかわれるようになりました。

王→人民

ということです。

次第に、

人民⇔人民

という風に文字がつかわれるようになり、

いろんな文字が生まれたのではないかと考えられます。

漢字の誕生日を調べるだけでも、
時代の意識、考え方が見えてくるかもしれませんね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

今日が、あなたにとって素敵な一日になりますようにbell

今日の話題は、次の本を参考にしました。
加藤 康司『辞書の話』 (中公新書 425 1976年)

※ご感想・ご要望お待ちしております。

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中国にはなかった漢字

おはようございますbud

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美術館や博物館で、

書の作品って、どこが面白いんだろう、、

と思ったことはございませんか?

わたしも、思いました。

でも、

ちょっと、歴史的な背景を知るだけで、

見るのが楽しくなるのが、書道の作品だと知りましたflair

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そして、

皆様の心に

何か暖かいものが残ることを祈りつつ。。。

clover chick clover chick clover chick clover 

漢字は、中国から日本にやってきました。

しかし、日本から中国に逆輸入された文字もあるのだそうです。

何だと思いますか?

答えは「働」です。

「人」が汗水たらして、食べていけるように「動」いて、働く。

中国に、もともとこの文字がないということは、

労働という概念自体存在しなかったということなのでしょうか。

現在では、「働」は使い勝手の良い字のようで、

中国でもよく使われています。

いつ頃、日本から逆輸入されたかはわかりません。

ちなみに、次の本に載っていました。

なりたちで覚える漢字

他にもいろいろ漢字の成り立ちについて解説がなされています。

他にも日本から中国に逆輸入された文字があるかもしれません。

見つけたら、教えてください。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

今日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

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篆書の歴史

おはようございますbud

ご覧になってくださり、ありがとうございますhappy01

美術館や博物館で、

書の作品って、どこが面白いんだろう、、

と思ったことはございませんか?

わたしも、思いました。

でも、

ちょっと、歴史的な背景を知るだけで、

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皆様の心に

何か暖かいものが残ることを祈りつつ。。。

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今回は、篆書についてまとめます。

篆書は次の4つに分類されます。

chick  甲骨文

chick  金文

chick 大篆

chick  小篆

以下、順に掲載します。


shine shine shine shine 


甲骨文



中国最古の文字は、甲骨文字ですよね。



殷(紀元前17世紀から11世紀ころ)の時代に使われていました。


実は、この甲骨文字、

今となっては、誰もがその存在を知っていますが、

100年ちょっと前は、誰も知らなかったのです。

ちかごろ、戸籍上150歳を超える方が発見されていますが、

この方が生まれたころには、誰も甲骨文を知らなかったということになります。

長生きしてみたいものです。

「はやぶさ」のような探査機が、別世界の何かを見つけてくれるかもしれません。

それを知らずに、死にきれません。

shine shine shine shine 

金文

さて、この甲骨文の次は、

金文(きんぶん)です。

紀元前1300くらいから作られていました。

金文は、青銅器の内側に鋳込まれた文字です。

青銅器については、過去のブログをご覧ください。

shine shine shine shine 

大篆

次に、大篆(だいてん) です。

紀元前400~200くらいです。


大篆の具体例は、石鼓文が有名です。

太鼓のような形の石に刻まれている文字です。

石鼓は、10個あります。

でも、 1つだけ、穴をあけられてしまった物があります。。

石のサイズが、ちょうど、 臼に適していたのでしょう。

上部をくりぬかれてしまった物があります。

長い歴史の中で、発見されては、失われ

というのを、何度か繰り返すうちに

10個のうち、1つだけ迷子になり、

頭を半分削られて、内側もくりぬかれたようです。

shine shine shine shine 

小篆

最後は、小篆です。

秦の始皇帝が天下を統一(BC221)すると、

文字も統一します。

その時に、国定の文字として定められたのが小篆です。

中国は、広いだけに、ことばが様々です。

正確に、コミュニケーションをとって、

きっちり税金を集めるためには、

度量衡(単位)の統一だけでなく、

文字の統一も最重要課題だったのかもしれません。

日本の方言は、ある程度、通じますけど、

中国の各地方の言葉は、相当違うのでしょうね。


apple apple apple apple

漢字は、文字そのものに意味があります。

中国で、アルファベットではなく、漢字が発達したのは、

広大過ぎて、ことばに幅がありすぎ、

ことばによる意思疎通の難しさがあったからかもしれません。

逆に、困難があったからこそ、

新しい何かを生み出すエネルギーが

生まれてきて、。

漢字という、特異な文字を創造できたのかもしれません。

maple maple maple maple 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

今日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。


※ご感想・ご要望お待ちしております。


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漢字の伝来

おはようございます。

ご覧になってくださり、
ありがとうございます。

今日は、2010.7.25(日)
昨日より、涼しい気がいたします。
暑さに慣れたのでしょうか。

暑さに負けず、今日も、素敵な一日にしましょうup

さて、
美術館や博物館で、
書の作品って、
どこが面白いんだろう、、
と思ったことはございませんか?

わたしも、
思いました。

でも、
ちょっと、
歴史的な背景を知るだけで、
見るのが楽しくなるのが、
書道の作品だと知りました。

この楽しさを
より多くの方と共有できたらと思い、

書道の作品を見ることが
楽しくなるヒントを
掲載してゆきたいと思っております。

力不足な点も多々あるかと思いますが、
どうぞ、よろしくお願いいたします。

そして、
皆様の心に
何か暖かいものが残ることを祈りつつ。。。

japanesetea japanesetea japanesetea japanesetea japanesetea japanesetea japanesetea japanesetea japanesetea 

漢字は、中国生まれです。

日本に伝来したのは、いつごろだと思いますか?

今のところ、1世紀ごろではないかと言われています。

ずいぶん曖昧な言い方annoy
と思われるかもしれませんが、

正確に言うことはとても難しいことです。

もしかしたら、これから発見されるかもしれない何かが、
漢字伝来の時期を、もっと遡らせるかもしれないのですから。

つまり、
現在のところ、
日本で見つかった漢字が記載された史料が、
一世紀ごろのもの

なのです。

このころの漢字、皆様も教科書でご覧になったことがあるのではないでしょうか。

そう、

金印

です。

その後も、貨幣や銅鏡など伝来していましたが、

2世紀ごろになると、

なんと、

国内で、

まねして作り始めたのです。

今も昔も、日本人の外国文化受容への柔軟な姿勢、
変わらないですね。

しかし、最初は、文字を模様としかとらえていなかったようです。

というのも、
金印より300年以上あとに作られた

隅田八幡神社の人物画像鏡

でさえも、

※リンクをクリックする際、ctlキーを押しながらクリックすると、別タブに表示されます。
※リンクをクリックする際、altlキーを押しながらクリックすると、別ウィンドウに表示されます。

文字が逆(鏡文字)になっているものがあるのです。

例えば、

3時あたりにある、
「遣」
6時あたりにある
「意」

よく、子供が、
「ヨ」なのか「E」なのかよくわからない字を書きます。
それと同じような状況がここに現れているようなのです。

でも、みくびってはいけません。

漢字で日本語を表現しようとする努力も、この中には見られるのです。

仮名です。

まだ、ひらがなには至っていませんが、
漢字を一音一字で表現する仮名の使用
日本最古の例が、この銅鏡に見られるのです。

仮名の誕生については、過去のブログをご覧になってください。

奈良県桜井市忍坂(おつさか、旧名ではおしさか)を、なんと

「意柴沙加」

※リンク画像の6時方向をご覧ください。

と頑張って当て字をしているのです。

しかし、この中にも誤字が指摘されているものがあります。

先ほどの「意」は、左右逆じゃないかと言われていますし、
「柴」は「紫」と書きたかったんじゃないかと、言われています。

しかし、仏教を普及させようとする時代になると、
ガラッと様子が変わります。

とにかく、文字を書きまくる。
しかも間違えちゃいけない。

政府が写経生をたくさん抱え込んで、
たくさんの写経をさせました。

間違えると、減給(罰金)されたそうです。

※詳しくは、過去のブログをご覧になってください。

bell bell bell 

最初は、柔軟な感覚で他の文化を取り入れ、
自国の文化に消化する際には、精密さを求める。

このような日本人魂は、古代から根付いていたのかもしれません。

==========
参考文献
==========
森岡隆先生『図説かなの成り立ち事典』(教育出版2006)148ページから165ページ参照

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忘れ去られた変体仮名

ご覧になってくださり、
ありがとうございます。


美術館や博物館で、
書の作品って、
どこが面白いんだろう、、
と思ったことはございませんか?

わたしも、
思いました。

でも、
ちょっと、
歴史的な背景を知るだけで、
見るのが楽しくなるのが、
書道の作品だと知りました。

この楽しさを
より多くの方と共有できたらと思い、

書道の作品を見ることが
楽しくなるヒントを
掲載してゆきたいと思っております。

力不足な点も多々あるかと思いますが、
どうぞ、よろしくお願いいたします。

そして、
皆様の心に
何か暖かいものが残ることを祈りつつ。。。


さて、

今回は、

ひらがな

についてです。

ひらがなは、
ご周知のとおり、
漢字の形を略してできたものです。

だから、

かりな(仮名)

と呼ばれて、
次第に

かんな

かな

とよばれるようになったといわれています。

仮名は
平安時代には、
同じ「あ」の音でも、
いくつも文字があったんです。

All

「安」
「阿」
「愛」
「悪」

これらの文字をみんな「あ」と読んでいたんです。

それが、どうして現在のように
「あ」(安の略字)
だけ残ったのでしょうか。

明治33年8月21日にさかのぼります。

文部省は小学校令施行規則16条(第1号表)で
義務教育で扱う平仮名と片仮名を
決めたんです。

1000年もの間、
幾種類もの文字が存在していたのに、
たった100年前に
限定してしまったために、
平仮名からもれてしまった、たくさんの仮名が、
現代人から
忘れさられてしまったんですね。

忘れ去られた仮名たちは、
「変体仮名」
と呼ばれています。

ちょっと気の毒なネーミングな気がします。

忘れ去られた上に、
変体なんて呼ばれて。

この変体仮名を読めるようになると、
教科書でおなじみの古文を、
当時の文字のまま読むことができるように
なります。

たとえば、
阿倍仲麻呂のうた、

あまのはら 
ふりさけみれば
かすがなる
みかさのやまに
いでしつきかも

006_2

※つたない臨書でごめんなさい。
 この元本は、
 湯木美術館
 http://www.yuki-museum.or.jp/
 で見ることができます。

実際に美術館で見ていただいて、
活字だと見えない
昔の雅な感じ、
少し味わっていただけたら
うれしいです。

 

ところで、仮名は日本生まれなんでしょうか

ご覧になってくださり、
ありがとうございます。


美術館や博物館で、
書の作品って、
どこが面白いんだろう、、
と思ったことはございませんか?

わたしも、
思いました。

でも、
ちょっと、
歴史的な背景を知るだけで、
見るのが楽しくなるのが、
書道の作品だと知りました。

この楽しさを
より多くの方と共有できたらと思い、

書道の作品を見ることが
楽しくなるヒントを
掲載してゆきたいと思っております。

力不足な点も多々あるかと思いますが、
どうぞ、よろしくお願いいたします。

そして、
皆様の心に
何か暖かいものが残ることを祈りつつ。。。





さて、唐突ですが、私たちが使っている仮名、

どこで生まれたと思いますか?

正解は、中国だそうです。

あ、ちなみに、
ここでいう仮名の定義は、

漢字を一音一字に割り当てて使う

ことを前提にしています。

昔の万葉仮名(草仮名とも言います)は、
漢字を一音一字に割り当てて使ってますよね。

これがだんだん崩れていって
ひらがなになっていったわけです。

で、

最初に、
漢字を一音一字に割り当てて使ったのは、
中国だそうです。

『三国志』の中の
「魏志倭人伝」に記載されていそうです。
※森岡隆『図説かなの成り立ち事典』170ページに詳しいです。

図説かなの成り立ち事典   [本]

ここまでくれば、
思い出しますよね。

そう、あれです。

「ひみこ」です!

「卑弥子」って漢字、
教科書でお目にかかってましたよね。

あれは、中国の方が、
音を漢字に割り当ててくれて
できた表記
なんです。

だから、

「卑」(いやしい)

なんて、日本人だったらあんまり使わない文字、
つけられちゃってるんですね。

同じようなことを
中国の方は、
外来語について
よくやっているようです。

仏教では、

 釈迦
 阿弥陀

とか、これらも、一音一字の仮名ですね。

般若心経の漢字も
すべて当て字の仮名だそうです。

森岡先生は、
日本人は、
漢字だけでなく、
漢字の使い方まで
輸入したと指摘されています。
※森岡隆『図説かなの成り立ち事典』171ページに詳しいです。

でも、日本人が
その後、
美しいひらがなやカタカナまで発展させた。

だから、今、私たちも、漢字を忘れたときに、
なんとか言葉を文字で残しておくことができる。

ありがたいことですね!!