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書道の作品についているハンコって?

おはようございますbud

ご覧になってくださり、ありがとうございますhappy01

美術館や博物館で、

書の作品って、どこが面白いんだろう、、

と思ったことはございませんか?

わたしも、思いました。

でも、

ちょっと、歴史的な背景を知るだけで、

見るのが楽しくなるのが、書道の作品だと知りましたflair

この楽しさをより多くの方と共有できたらと思い、

書道の作品を見ることが楽しくなるヒントを掲載してゆきたいと思っております。

力不足な点も多々あるかと思いますが、どうぞ、よろしくお願いいたします。

そして、

皆様の心に

何か暖かいものが残ることを祈りつつ。。。

clover chick clover chick clover chick clover 

今回は、書道作品についているハンコについてまとめます。


あのハンコ、あれ自体も一つ一つが作家の作品なんですよ。

自分で彫って使っている人もいますが、

ほとんどの書家の先生は、他の篆刻の先生に作ってもらって

使っているんです。

素材は、石です。

どんな石かご覧になりたい方は、次のページをどうぞ。

古河歴史博物館別館篆刻美術館の石材のページ

flairCTLかALTキーを押しながらクリックすると、別画面に表示されます。

私は、青田(せいでん)石が彫りやすくて好きです。

巴林(ぱりん)石は、なんだか粘っこい感じがして、

線が鈍くなる気がします。

あの、これは、個人的な意見なので、

好みによります。

こんな石でできたハンコのことを、書道では、印(いん)と言っていて、

印を掘ることを篆刻(てんこく)と言っています。

で、この印ですが、

1つの作品にいくつも鈐(お)された書道作品、見たことありませんか?

Photo

こんな感じに、あちこちに印がある作品です。

では、1つずつ見てゆきますね。

2番、3番は落款印(らっかんいん)と言われます。

two

2番は、本名、フルネームです。

白文(はくぶん)といって、文字が白くて背景が赤いものです。

Photo_3

three

3番は、雅号(がごう)といって、いわゆる芸名みたいな名前の印です。

3番には、苗字は入りません。

朱文(しゅぶん)といって、文字が赤くて、背景が白いものです。

Photo_4


one

右上の一番は、引首印(いんしゅいん)と呼ばれます。

ここには、おめでたい言葉や、自分の目標などの言葉が入ります。

これらの言葉は、成語(せいご)と呼ばれていて、

お手紙なんかに使っても素敵な印だなぁと思っています。

Photo_2

成語の例としては、

例えば、

上図は、

自在天:気ままで自由な境地。

他にも、

従心:思うままにふるまうこと。70歳の別名

天行健:天は休みなく健全にあるのだから、人間もたゆまず努力しよう。

美意延年:心を楽しませてくよくよしなければ、長寿をたもてる。


これは、中国から始まった習慣だと思いますが、

中国では、印に限らず実益のある言葉を生活のあちこちに当てはめるようです。

お正月に食べる、一つ一つの料理にも、

長寿や健康、お金のことなど、

実益にかかわる名前がついているんだそうです。

日本も、似たようなところあるけれど、

日本のような、枯れ行くものを味わうわびさびのような感性は

中国にはなさそうです。

もっと成語について詳しく読みたい方は、

この本をご覧になってください。

わかりやすいです。

 「書」落款ハンドブック 漢字書かな書対応








four

最後の4番は、押脚印(おうきゃくいん)です。

引首印と雅号印以外は、どんな印を使っても良いとされています。

だから押脚印の内容は、成語をでもよいし、

肖形印(動物などの絵)でも良いです。

こんな風に自由な印だから

遊印(ゆういん)とも呼ばれます。

shine shine shine shine 

引首印や遊印に使われる印、

お手紙に使ってもステキですね。

大事なあの人のことを思いやったり、

今の自分の気持ちを表現するのに

ピッタリな言葉を探して、

ハガキやお手紙に添えて、

心のこもった言葉の贈り物、

久しぶりにお便りしてみませんか?

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

今日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。


※ご感想・ご要望お待ちしております。


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※このページの筆者とは関係ありません。

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