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装飾紙2 唐紙(からかみ)

おはようございます。

ご覧になってくださり、
ありがとうございます。

美術館や博物館で、

書の作品って、
どこが面白いんだろう、、

と思ったことはございませんか?

わたしも、
思いました。

でも、
ちょっと、
歴史的な背景を知るだけで、
見るのが楽しくなるのが、
書道の作品だと知りました。

この楽しさを
より多くの方と共有できたらと思い、

書道の作品を見ることが
楽しくなるヒントを
掲載してゆきたいと思っております。

力不足な点も多々あるかと思いますが、
どうぞ、よろしくお願いいたします。

そして、

皆様の心に

何か暖かいものが残ることを祈りつつ。。。

clover chick clover chick clover chick clover 

今回は、

装飾紙の2つ目、

唐紙(からかみ)を取り上げたいと思います。

唐紙は、

もとは、中国製の紙と言う意味です。

とくに、平安時代に中国から輸入された装飾紙のことを言います。

どんな紙かをいいますと、

簡単に言ってしまうと、

①きれいな紙(楮紙)に、

②版画で模様をつけたものです。

実際に、作っている様子がわかりやすいサイトを見つけました。

唐長・唐紙フリーク

京唐紙と摺り師

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①きれいな紙とは

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楮紙に色をつけたものです。

楮紙については、前回の装飾紙1をご覧ください。

どんな風に色をつけるかと言うと、

胡粉

または、

胡粉を交ぜた絵の具を塗ります。

胡粉とは、

ハマグリやホタテ・カキの貝殻を砕いてつくられている、白い粉です。

数ヶ月~数年、貝殻を天日に干し、風化させてから粉砕するのだそうです。

胡粉は、日本画で使われる白色です。

そのままでは、粘着力が無いので、

膠(にかわ)と呼ばれる動物からとれるゼラチン状の接着剤と交ぜて使います。

ところで、脱線ですが、

墨も、すすに膠を交ぜて、つくっています。

すす自体に、粘着力はないためです。

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②版画で模様

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①で用意した紙に、

版画で模様をつけます。

この模様、光のあて具合で、きらきら光ります。

どんな絵の具が使われていたかと言うと、

雲母(うんも)を砕いてつくった

雲母(きら)を使っています。

読み方が面白いですよね。

現代でも、マンガで、よく当て字のような読ませ方をしてますが、

「きらきらしている」から「きら」

というネーミング、昔からあったんですね。

名前はともかく、

理科の時間に、雲母(うんも)の石を見たことはありませんか?

きらきら光っていたあの石です。

これも、胡粉と同じで、粘着力はありません。

膠でといて、使っていました。

昔から、各地の特産品として、租税として収められていたようです。

bell bell bell bell bell

最後に

石や貝殻が、

形を変えて、

工夫次第で、ものすごく素敵なものになってしまうのが、

不思議ですね。

現代の日本は、物が溢れていて、

かえって、工夫をして使うことを忘れてしまいがちです。

それが、道具の用い方の幅を狭めてしまっているように感じます。

私自身も、

何かを買う前に、

別のもので代用できないか、

考えてから買っているつもりなのに、

なぜか、どんどんものが増えてしまいます。

改めて、昔の人って、すごいですね。

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