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まじめ人間、孫過庭 1

おはようございますbud

ご覧になってくださり、
ありがとうございますhappy01

 

美術館や博物館で、

書の作品って、
どこが面白いんだろう、、

と思ったことはございませんか?

わたしも、
思いました。

でも、
ちょっと、
歴史的な背景を知るだけで、
見るのが楽しくなるのが、
書道の作品だと知りましたflair

この楽しさを
より多くの方と共有できたらと思い、

書道の作品を見ることが
楽しくなるヒントを
掲載してゆきたいと思っております。

力不足な点も多々あるかと思いますが、
どうぞ、よろしくお願いいたします。

そして、

皆様の心に

何か暖かいものが残ることを祈りつつ。。。

clover chick clover chick clover chick clover 

今回は、書譜を書いた孫過庭についてです。

書譜の画像は、台湾故宮博物院のページでご覧いただけます。

書譜は、書道をなさっている方であれば、
一度は臨書したことのある草書の最高峰です。

書譜は、687年に書かれました。

このころの日本は、

持統天皇元年ですから、

飛鳥時代です。

聖徳太子の少し後くらいです。

まだ奈良の大仏が無い時代です。
※752年に大仏の開眼供養(かいげんくよう)がありました。

いま、せんと君、まんと君とか、平城京710から1300年で奈良が活気づいてますが、
その時代より少し前です。

さてさて、

孫過庭は、苦労人です。

生まれは貧しく、
不惑、つまり40歳になってから、
ようやく出仕の機会を得て府録事参軍の職についたそうですshine

しかし、

曲がったことが嫌い。

高潔な人柄がかえって誹謗される結果となり
せっかく得た、役人という役職をやめてしまったのですwobbly

子どもの頃、いませんでしたか?
よく、先生に言いつける子ども。

子どものうちは、先生という裁判官がいますから、
そのような子は、むしろ怖がられます。

でも、大人になると、そうはいかなくなってしまう。

草枕の冒頭で、

「山路を登りながら、こう考えた。
智(ち)に働けば角(かど)が立つ。
情(じょう)に棹(さお)させば流される。
意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。
とかくに人の世は住みにくい」

人の世のわずらわしさをうまく表現した夏目漱石さんは、さすがです。

この状況は、
今も昔も、変化していないというところに驚きますcoldsweats02

そして、孫過庭は、
その後、

書法の研究に専念したのです。

その結果、見事、

書譜を書き上げたのですshine

書譜は、

書法を学んだ経験や、
書法を学ぶ際の基本原則などが主な内容です。

この作品なんと、サイズは、

縦26.5cm 横900.8cm

9メートルにも及ぶ大作ですflair

一部、残存していない部分もあるので、
本来は、もっと長かったに違いない作品です。

こんな大事業を成し遂げ、
1400年も後にも影響を及ぼしたわけです。

孫過庭は、
人生にうまくいかない経験があったから、
書道に専念して、歴史に名を刻んだのです。

人生何があるかわからない。
ちょっとくらい、つらいことがあっても、

人生、簡単にあきらめちゃだめですsign03

それが、逆に、チャンスであったりすることだって、あるのですhappy01shine

※記事に対する、ご意見ご要望、お待ちしております。

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